第3話では、アクティブデザインさんの制作チームに関する話に言及していきます! まずその1として、「クリエイティブ ソリューション事業部」です。
CG技術に関するレタッチやモデリングなど、実際の業務体制や新人教育についてまで、わかりやすく伺えました。ぜひご覧ください^^
- 第1話 作品づくりの裏側、根掘り葉掘り聞きました
- 第2話 静止画・動画以外での見せ方の事例~3ds Max万能説!~
- 第3話 制作体制や制作について(1) ←今ここ!
- 第4話 制作体制や制作について(2)
- 第5話 建築ビズの楽しいところと作り手の想い
- 第6話 未来に向けて
第3話 制作体制や制作について(1)
あいこ
お仕事の割合はどんな感じでしょうか?
建築CGが何割、プロジェクションマッピングは何割とか。
建築CGが何割、プロジェクションマッピングは何割とか。
マンションの建築CG8割で、他2割くらいですかね。
﨑山さん
基本的に、うちの会社は建築のCG制作がメインですね。
岡さん
うちは二つ部署がありまして、パースや不動産の建築CG部門と岡のいる「クリエイティブ ソリューション事業部」。
こちらはVR、AR、マッピング、モバイルなどデジタル的な表現やインタラクティブな制作業務を行う部署です。
こちらはVR、AR、マッピング、モバイルなどデジタル的な表現やインタラクティブな制作業務を行う部署です。
﨑山さん
槙田
メンバー構成はどうなっていますか?
クリエイティブ ソリューションは営業含めて10人。全体で今33人いるので、CG部門は全体の2/3以上が在籍しています。
﨑山さん
CG部門の中で、制作担当は16人ですね。
今田さん
あいこ
未経験で入られる方もいるんですか?
うちの会社は9割未経験者を取っていますね。
田中さん
槙田
そうなんですか!?CG未経験者でも一から教えていって?
学校で少しCGを習ったという人もいますが、基本的には未経験からのスタートですね。
田中さん
あいこ
建築の勉強をされている方が、やっぱり来ますか?
建築系から来る人と、ゲームやCGからくる二通りある感じですね。
田中さん
あいこ
じゃあ建築の基本的な事もそうですし、CGの技術もどっちも教えなきゃいけないですね。
そうですね。でもやれば覚えるものなので。
田中さん
あいこ
実案件を一緒にやりながら覚えていく、みたいな感じですか?
いえ、最初の一か月間はみっちり練習させて、徐々に実戦に投入していくって感じですかね。
田中さん
あいこ
ライティングやカメラ、レンダリング設定とかにルールやフォーマットなど決めていますか?
基本的にはルールやフォーマットは決めず、作り手の裁量に任せて自由に作成してもらいます。
田中さん
もちろん、新入社員が初めてモデリングを行う際、ある程度こういう風につくりましょうというガイドラインはあります。
窓や壁や屋根のモデリングの仕方など、最近はチュートリアル動画を用意しているので、見てもらいながらしっかり1か月の間に身に着けてもらう。
窓や壁や屋根のモデリングの仕方など、最近はチュートリアル動画を用意しているので、見てもらいながらしっかり1か月の間に身に着けてもらう。
今田さん
あいこ
チームで制作するんですか?基本的には一人で案件を持ってて、そこにちょっと手が空いている人だったりとか新人さんをつけている感じですか?
スケジュールを決める担当者が、制作者一人ひとりのスケジュールを見て、この案件にいつからいつまで入れるのか当て込みながら調整しています。
田中さん
あいこ
私が新人だったら、不安でめちゃめちゃ質問すると思うんですけど…(新人じゃなくても聞きまくるけど)。
基本的に新人一人に対して一人先輩がいるという形で、常に面倒を見るマンツーマンでの教育はしてますね。
田中さん
槙田
毎年新入社員が入社していますか?
基本的に毎年増えてはいますね。
田中さん
あいこ
モデリングからレンダリング、レタッチまで全部一通り同じ方がやりますか?
理想はそうなんですけども、今は分業でモデリングしている人、そこから動画あるいは静止画を作成する人と、二つに分かれてます。
田中さん
新人の間はモデリング、ある程度ベテランになってくるとレンダリングからレタッチみたいな感じで今は分けてます。
今田さん
あいこ
なるほど。レタッチも結構時間かけてますか?
いや、でもだいぶ減りましたね。
田中さん
あいこ
作品見させていただいたんですが、すごくかっこいい作品ばかりでした。印象付けるという意味ですごく目を奪われるというか。
上から目線みたいな言い方ですけど、雰囲気の表現もそうですし、目線の持っていき方というか見せ方がすごい上手だなって。やっぱレタッチで、そこらへんをゴリゴリ足してるのかなって思ったんですけど。
上から目線みたいな言い方ですけど、雰囲気の表現もそうですし、目線の持っていき方というか見せ方がすごい上手だなって。やっぱレタッチで、そこらへんをゴリゴリ足してるのかなって思ったんですけど。
足してはいますね。ただ、日数っていう意味では今は一つの絵に対して何日もかけることはしなくなりましたね。
昔はPhotoshopでゴリゴリいじくり倒しながら一日も二日も時間をかけていましたが。
昔はPhotoshopでゴリゴリいじくり倒しながら一日も二日も時間をかけていましたが。
田中さん
基本的に3ds Max上で植栽や車などの添景を全て置いてしまうので。
10年くらい前はPhotoshop上で木の写真や車の写真をはめるなどの手間があったのですが、今はほぼ3ds Max上ですべての絵が揃っちゃうんですよね。
10年くらい前はPhotoshop上で木の写真や車の写真をはめるなどの手間があったのですが、今はほぼ3ds Max上ですべての絵が揃っちゃうんですよね。
今田さん
あいこ
そうなんですね。どのくらいまでモデリングしてアングル提出しますか?
100%モデリングして提出が理想ですが、素材や植栽の資料が揃っていない場合が多いんです。なのでアングル提出の際は、ある程度「あたり」で植栽イメージを置いておきます。
実際の植栽のモデリングデータが入るのは、先ですね。
実際の植栽のモデリングデータが入るのは、先ですね。
田中さん
あいこ
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