いよいよ最終 第6話となりました。アクティブデザインさんが考えるCG業界の表現の未来、それに向けてどう自分たちも成長していくか、語っていただきました。
さらに、これから業界を目指す皆さんにも、アドバイスをいただいています。
全6話通して、この建築ビジュアライゼーションの業界のワクワクが伝わっていたら、私としても嬉しいです^^
それでは、どうぞご覧ください♪
第6話 未来に向けて
実際、蓋を開けてみれば、家具や植栽、車など必要なものはすべて作っていて、建物のこだわりを感じてもらえるビジュアルに仕上げていて、結構器用というかセンスが問われるんです。
そういった意味では、「もう少し温かい目で見てほしいな(笑)」っていうのはあります。
今田さんはいかがですか?
CG・静止画・動画、ゲームエンジンなどまるっと含めて「ビジュアライゼーション」ということで、間違ってないですよね?
つまり、下請けではなく、建築の設計チームの一員として、クリエイターとして存在している。
うちもパース制作ではなく、建築CGを作っているという意識で、仕事をしたいと思っています。
今後、若い年代の人たちが発注元になってくると、より魅力的なビジュアル制作が加速される気がします。
それってすごく良いことで、建築ビジュアライゼーションも建築業の枠を外れ、マンションだけでなくさまざまなビジュアルにも関っていくようになるのではと、期待しています。
そういうふうに、弊社の建築ビジュアライゼーションも発展していきたいですね。
「観察しろってどういうところを見るの?」って聞いても、「全部」だって言うんです。
だから、この業界を目指す人は『観察力』っていうのを磨きましょう、っていうところですかね。
同じ絵を見ても、Aの人とBの人で、情報の収集の量が変わると思うんです。その情報収集できる力を養うといいんじゃないかなと思いますね。
実際、うちの会社も3ds Max知らなくても、0から教わり使えるようになるので。
CGの勉強より、今やられてる勉強をしっかりしていただいたほうがいいかなと。
仮に、建築学科の生徒だったら、建築の知識をつける、いい建築を見る、図面を描くとか。
基本的なベーシックな勉強を頑張るのが大事かなと、思っていますね。
モチーフを決めて、それをCGでなるべく再現してみる。
近づける努力をすれば、自然と観察眼とCGの力が付くと思うので。
それが個性になるというか、その人の作家性みたいなものになると思うので。
なので、趣味を突き詰めるのも良いかと。
﨑山さん、岡さん、田中さん、今田さん、ありがとうございました。
このお仕事って、あらためて技術職なんだなって、感じることのできる回でした。
個人的にアクティブデザインさんの光の表現が好みです。
ストーリーを持たせた印象付ける絵づくり!参考にさせていただきたいと思います!
なお、今後の成長を見据え、株式会社アクティブデザイン CG制作部及びCS事業部は、2022年1月より『株式会社アクティブリテック』に合流し、事業展開を開始しているそうです。
今後のビジネス展開も目が離せませんね!