第2話 Clubhouse活用 経験を活かした役割と相乗効果 -【業界インタビュー Vol.5】RIGNA株式会社

こんにちは。あいこです!
『RIGNA CG LABO』の伊勢田さんに、インタビューを実施中!

第2話では、Clubhouseの活用方法や、ご自身が業界に関わられたきっかけなどをお伝えしていきます!

槙田
槙田
Clubhouseなどでいろいろと接点も生まれているんですか?
そうですね。Clubhouseから設計の方たちとお付き合いさせていただくようになって、そこからの依頼も既にきはじめています。事業自体、CG・VRや新しい技術を取り入れていますので、新しいSNSにもアンテナを高く張ることによって、さまざまな相乗効果が得られるのではないかと思っています。そこも一つの強みではあるかなと思うんですね。
伊勢田さん
伊勢田さん
あいこ
あいこ
ふぇー!全方向アンテナ!すごいー!
Clubhouseでは私以外にも、村野というインテリア事業部の部長も参加しています。村野がインテリアについて、私がCGというような形で組み合わせながら別の業態のお客さまと話しています。今はさまざまなところにちょいちょい顔を出しながら精力的に行動しておりますね。
伊勢田さん
伊勢田さん
槙田
槙田
面白いですよね。ビジュアライゼーションが強みの御社の作品を、見ることができないけれども聞くことでより想像力が働かされて「あ!御社の作品見にいきたいな」っていうふうに思わせる感じがあったんですよね。だからおもしろいSNSの活用だなって思いました。
いろいろな業界の方とお付き合いをする接点とかあったりするんですか?
私は音楽業界に一時期いた経緯があります。村野ももともと大手家具屋に10年くらいいた人間で、別のインテリア会社を立ち上げた後、RIGNAに入ってきているという経緯もありますので、別の業界との接点が生まれやすいのかもしれません。
伊勢田さん
伊勢田さん
Clubhouse風のイメージ画像

Clubhouse風のイメージ画像

槙田
槙田
【Kviz】がですね、建築ビジュアライゼーションを目指す学生さんに対しても情報を発信していけるようにしたいなと思っていて、先ほどちらっとお話出てましたが、伊勢田さんがどのような経緯でこの業界に入られたのかなってとても参考になると思いますので教えていただきたいです。
20年ほど前は音楽と芸能の業界におり、1000人強規模の催しをよく主催していました。その際、空間内にデコレーションや、空間をデザインしてくれる人をチームにいれていました。耳で聞くだけではなくて五感で感じさせたいところもあったので。例えばお香のメーカーとコラボして匂いで訴求してみようとか、空間を華やかに飾ることによって目で見ても楽しめる演出をしようとか。そこを追及していくうちに、デザインの業界に興味がわいてきまして…
伊勢田さん
伊勢田さん
あいこ
あいこ
お仕事を通じて興味が徐々に移っていったんですねー
そのころ、CDも徐々に売れなくなってきた時代だったんですね。この先、音楽業界をメインに携わっていくべきなのかを考えたときに… 興味を持っていたデザインの業界に本格的に足を踏み入れたいなと思い、仕事をしながらデザインの学校に通いました。どうせやるんだったらCGや設計も全部覚えたいなと思い、空間デザインのプロフェッショナルコースに入り勉強しました。
伊勢田さん
伊勢田さん
あいこ
あいこ
すごいーーー
卒業後、個人で設計の仕事をしばらく受けた後、デザイン事務所に入りました。で、そのデザイン事務所にある日突然「来月からうちはCGの会社になるから」ってことを言われまして…
伊勢田さん
伊勢田さん
槙田
槙田
えー!おもしろいですね!
あいこ
あいこ
設計をやっていた会社なんですよね!?
そうです。当時は内装の設計施工をしていました。震災のあとの大変な時期を経て、「人口が減ってきている中で設計の案件もこれからどんどんミニマムになっていくのではないか。であれば今までいろいろな設計デザインを提供した側から、みなさまのデザインを具現化していくほうが社としても未来があるのではないか」ということを当時の社長が言いまして。
伊勢田さん
伊勢田さん
あいこ
あいこ
ほぇーーー
そこから本当にすぐでしたね。「来月から頼む」という形でCGへ本格的に方向転換しました。はじめは、設計をやりながらCGの仕事も平行して行っていました。 途中からは、設計業務を完全にやめ、CG専門の会社になりました。この業界に本当にのめり込むようになったのは、それが一番大きかったと思います。
伊勢田さん
伊勢田さん
槙田
槙田
CGへ方向展開したとき、CGができる人はある程度いらっしゃったんですか?それとも一からですか?
そうですね、CGのレベルは今に比べればまだまだでしたが、一応見られるくらいのパースは設計者一人ひとりが全員つくれました。そこからチームの構築を行い、CGのクオリティを上げていきました。
伊勢田さん
伊勢田さん
槙田
槙田
なるほど。伊勢田さんが培ってきた空間演出や空間を把握する力って凄く活かされたのではないかと思うのですがいかがですか?
そうですね。直接的に関係するのは、全体を見るという部分ですかね。制作部隊、私のように管理する人間、制作部と私の間に入ってるディレクター、あとはお客さまですね。そういった全体のやり取りを俯瞰的に考えるのに活かされているのではないかと思います。
伊勢田さん
伊勢田さん
あいこ
あいこ
イベントなどは段取りが重要になってきそうですもんね。
前職では「映像演出にお金をかけるのはもったいないじゃないか」という中、新しいものや常識外のものをやりたくてデコレーションや映像演出に費用をかけていました。費用対効果が見えない部分ですが、やはりそれがお客さまの印象に残って、後のちの評価につながっていくと感じられたので。そういった経験も今、役にたっているのかなと思います。より新しいこと、CGもCGパースだけではなくて、何か他と組み合わせて次のステップに進むようなことをしなくてはいけないと常に考えています。
伊勢田さん
伊勢田さん

伊勢田さんインタビュー風景

イベントの空間を演出する経験から今にたどり着くまでの道のりが興味深いです!道を切り開くための努力がすごすぎて爪の垢をいただきたいくらいです。
いっけん不要そうに見える要素でも無駄になることなんてないもんね。やっぱり何かにこだわったり追求した経験は宝物なんだなー

天野 愛子

天野 愛子Writer, Interviewer

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フリーランス2年生。 建築CGパース制作会社退職後、心が踊る出会いを求め、活動の場を多岐に渡り拡大中。

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