第4話 個々の才能を考慮した評価とそのための環境づくり -【業界インタビュー Vol.4】株式会社ブロックパーティー

野口洋平さん

あと、インセンティブの計算しやすいように自社独自の経理ソフトをつくったりしています。そこは大事なのでしっかりしています。やっぱり全然モチベーションが違ってくるので。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
でもインセンティブ制度で人に教えるの大歓迎って凄いですよね!インセンティブを導入すると自分の制作だけに時間を使いたいって人も現れてギスギス感みたいなものもうまれる要因になりそうですけど…。
うちは年功序列ではないし、得意なことがあればそれでいいんですよ。みんなが全部できなくていい。自分たちもそうじゃないので。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
へぇー!お友達はたまたま仕事が同じだったんですか?
できるところで勝負して最大限の力を発揮してもらう。
山田将太郎さん
山田さん
自分たちもできることとできないことがガチャガチャなので、もうそれでいいじゃんって社風なんです。ただ楽しくやろうぜってことだけは毎回言ってます。
野口洋平さん
野口さん
今教育やっている子も人に教えるのはものすごくうまいんですよ。ただ自分がメインで制作をすると時間がかかっちゃう。けど、バックアップで小物や商材など作ってもらうとものすごく良い仕事するんです。
山田将太郎さん
山田さん
研究職も1人いて、その人はCGの事を調べるのがうまくて早いんですよ。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
そういうのも才能ですよね!
そのあたの評価とかって…?
そこは数値化できないので難しいところなんですけどね。
山田将太郎さん
山田さん
でも評価するようにはしてるよね。
野口洋平さん
野口さん
僕らの判断で。やっぱりすごく助かっているので、そういうことができる方が評価が高くなったりもします。
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
そこをちゃんと見てもらえるのもいいですよね!会社の歯車をちゃんと回すためにはその人がいないと回らないってことですもんね。
そうですね。やっぱりみんな作業だけしているだけだとうまくいかないので。
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
得意なところをしっかり評価してもらえるので、個人プレイにならずに自分のこと以外にも時間をちゃんと割いてくれる。そうやって会社の歯車がうまく回っているんですね。
その歯車の調整役が僕で、技術の調整役は山田ですね。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
なるほど!お二人の役割がしっかり分かれているんですね。
一日社員の相談で終わる日も全然あります(笑)
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
でも相談がしやすいって事ですもんね!
何かあれば野口のとこ行くよね。
山田将太郎さん
山田さん
めっちゃ不機嫌な態度をとってくる子とかいますよ(笑) でもそれは、そのうち俺が「言いたいことあんだろ?」って聞きに来てくれるだろうなってわかってるんだと思います。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
それすごいなー!なかなか会社でそこまでなれないですもんね。すねた態度をとっても大丈夫という心理的安全性を感じているんですね。家族っぽいというか。やっぱ社会人だって甘えたいときはあるからうらやましいー。

山田さんと野口さん

あいこ
あいこ
プロジェクトを管理しているグループは何個くらいに分かれているんですか?
コロナ前までは3つくらいのグループに分かれていたんですけど、ちょっと今は体制を変えていて、常に模索しながらやってますね。
野口洋平さん
野口さん
コロナ前はしょっちゅう席を変えてました。
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
グループもですか!?
グループもしょっちゅう変わります。思い付きで今回はこのメンツでやってみようとかいろいろ(笑)
山田将太郎さん
山田さん
あの人とは合わないとか聞かされたり(笑)
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
そっかぁー、そういうのも汲み取ってもらえるんだ!やっぱ毎日いれば人間関係いろいろでてきますもんね。
幸い今居るこのスペースと、同じビルの1階と隣のビルの1階でオフィスが3つあるので。人間関係のギスギスが発生した時はグループの変更やオフィスの移動で冷却期間がつくれる。
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
ふぇー!パソコンは各自専用ですよね…?
そうです。だからグループ変わって引っ越しの時はパソコンごと移動なので結構めんどくさいですね(笑)
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
うぇー!そうですよね!
どのくらいのペースでグループ変えるんですか?
一応半年は縛るようにしています。半年の売り上げでボーナスが決まっていて。ボーナスもインセンティブが関わってくるので、ぐちゃぐちゃにならないように半年は固定です。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
なるほど~!では1つのプロジェクトも大体半年以内のものが多いんですか?
早いものだと依頼来て2日後に欲しいっていうのもあります。長いのだと1~2年やってるのもありますが、でも大体1~2週間くらいですかね。
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
長い案件だと何人かで関わっていたりするんですか?例えば1人で案件を回していて、その人がお休みの時に修正が来るとかってときは…?
お客さんにその都度相談して、基本担当がいないって事がないようにはします。
山田将太郎さん
山田さん
その場だけ変わったりってこともあります。やっぱりそこは人数がいるのである程度は柔軟に対応してますね。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
最高の会社じゃないですか!インセンティブで自分がやった分が還ってきて、お休みを取りづらいって心配もなくて!やっぱりがっつり働いた後は思いっきり休みたいですもん。
休みも何日とってもいいよって言ってます。コロナで家で作業するのもOKになりましたし。ただ、最低限の売り上げの設定があってそれよりは下がらないようにしようかって。
山田将太郎さん
山田さん
あいこ
あいこ
そっか、最低何カットやろうっていう設定はあるんですね。
それも全然無茶な設定じゃない。社員本人に半期ごとに売上目標を自由に設定させているので。
山田将太郎さん
山田さん
インセンティブ制は起業時から大事にしています。無茶な変更があっても変更料がちょっと自分に入るなら「頑張るか」ってなるじゃないですか。インセンティブじゃないと「入るお金変わらないのにこれやらされんの…」ってなっちゃうので。
野口洋平さん
野口さん
あいこ
あいこ
変更があれば変更料も追加でもらえるんですね!自分がやった分が報われるのは本当に嬉しい。「なんでこの忙しい中急なこと言ってくるんだよ…」ってのがちょっと豪華な夕飯に変わるなら大変でも頑張っちゃおうかなってなりますね。

なるちゃん

自分を肯定してくれるのって自分を動かす大きな原動力になると思う!認めてもらえる場所を見つけて力を発揮できる喜びは生きていく上でものすごく大切なことですもんねー。
お二人のサービス精神というか気配りがまずは社内に行き渡っているから、お客さんに最高のサービスをお届けできているんですね!
常に会社に残ってもらえるように考えて、組織づくりのトライ&エラーを行っているんだそうです!働いてる身としては、気にかけてもらえて動いてくれるってことがまず一番大事だったりするのよ!働き方の緩急も自分で調節することができるし、グループが定期的に変わることによって新しい気づきもたくさんあるだろうし!人間的に成長もできそうだなー。

関連記事